休み方 初級

休み方:自分にことばをかける|お疲れさま、よく頑張ったね

「休んだ方がいいんじゃない?」と言われても、自分はまだまだ頑張れる気がする。他の人に比べたら、全然頑張っていない。だから、自分には休む権利がない。そんな風に考えてしまい、お休みすることができない時はありませんか?そんな時におすすめなのが、自分自身へ労いの言葉をかけること。誰の目も気にせず簡単に行える方法ですので、ぜひ試してみてくださいね。

自分がお休みすることを許せないのはなぜ?

生きていれば、仕事や家事や勉強に頑張る時間もあれば、のんびりとリラックスしたりお昼寝するお休み時間もあって当たり前です。でも、現代人の私たちは常に忙しい。もっと仕事を頑張らなきゃ、早く帰って子どもにご飯を作らなきゃ、といつも次のことを考えてあたふたしています。

また、結婚や子どもを持つタイミング、ライフスタイルなどが多様化している現代では、自分より頑張っている人のことが目につきやすくなっていると思います。例えば小さい子どもを抱えながら働いているお母さんは、毎日残業している同僚の男性へ引け目を感じているかもしれません。まだ実家に住んでいる人は、一人暮らしで家事も全部自分でこなしている友人に比べると、自分はまだまだだと思っているかもしれません。

そんな日々が続くと、いつももっと頑張らなきゃいけないことを考えたり、他の人と比べてしまったり。いつの間にか、自分が毎日生きていることに対しては、頑張っていると思えなくなってしまっていませんか?

そうなると、誰かに「休んで下さいね」なんて言われても、お休みすることを自分に許可できなくなってしまうのです。自分はまだまだやらなきゃいけないことがあるし、自分よりあの人の方がもっと頑張っている。そんな風に思い込んでしまっているから。

でも、他の人に休みましょうとアドバイスをもらうような状況は、きっと休んだ方がいいのです。身体の不調かもしれないし、心がちょっと疲れているのかもしれない。どちらにしても、私たちがお休みをするのは、当然のこと。甘えているわけでも、なまけているわけでもありません。

とは言っても、なかなか自分に休むことを許せない・・という方は、ぜひ今回ご紹介する「自分にことばをかける」をやってみませんか?

自分にことばをかけると変わる3つのこと

①自分に自信が持てるようになる

「アファメーション」ということばを聞いたことがありますか?最近ではカウンセラーやコーチング、自己啓発の文脈でよく使われていますよね。英語では"affamation"=肯定という意味。

肯定的なことばを自分にかけることによって、その通りに思い込むことができるというものです。思い込みというと、天狗になるようなネガティブな印象があるかもしれません。しかし、アファメーションはあくまでも自分の行動や感情に良い影響を与えるために行うもの。

例えば、明日は会議での発表があるのに、自信が持てずに不安な気持ちになっている時。「明日はちゃんと準備どおりに発表ができる。きっとうまくいくし、緊張しても大丈夫だ。絶対にできる、やってやろう」などと、鼓舞するようなことばを自分自身にかけます。最初は心配な気持ちですが、何度も自分に言い聞かせるうちに、「そうだ、あんなにたくさん準備したんだから大丈夫だ」と、自信を持って発表にのぞむことができるのです。

自分自身にかけることばの力は、意外にも大きな影響を持ちます。労わる気持ちや、励ます気持ちでかけることばは癒されたり自信が持てるようになったりします。一方で、否定的なことばも大きな力を持ってしまうことがあります。せっかく自分に言い聞かせることばは、誰の目も気にすることなく、ぜひ前向きなことばを選んでみましょう!

②自分を労わることができるようになる

自分へことばをかけると、アファメーションのように自分を励ましたり、自信を持って行動できるようにする以外にも良いことがあります。それは、自分自身を労わることができるようになることです。

「お休みしてください」と言われても、なんとなく自分が休む必要はないと思ったり、そんな資格はないと感じてしまう時。それは、自分を労わることができない時です。

「今日は計画通りに頑張れなかった・・」と落ち込んでしまう日でも、今日1日を生き抜いた自分に対して労わることはできるはずです。自分に厳しく接することも時には大切ですが、厳しすぎて現状を認めることができなくなると、どんどんしんどくなるだけではないでしょうか?そんな状態で頑張ろうとするよりは、自分を労わりながら負荷をかける方が、気持ちよく頑張れるはず。

自分へ「お疲れさま」「頑張ったね」と労わりのことばをかけることで、次第に自分を労わることができるようになっていくのです。

③他の人のことも認められるようになる

自分に優しいことばをかけられない時は、他の人にも、心から認めて前向きなことばをかけることはできないことが多いのです。「私の方が頑張ってるのに、あの人が早く帰るなんておかしい」「なんで同僚ばっかり褒められるの?」など、他の人のことも認められなくなっている自分に気がついたら、まずは自分へことばをかけてみて下さい。

「あなたって毎日朝早く会社に来て、頑張ってるよね」「今回のテストは、苦手科目の数学で平均点以上だったのがすごいよね!」など、自分を褒めてみるのです。自分を認めて、満たすことができると、自然と他の人の良いところも受け入れられるようになります。

自分へ言ってみよう、おすすめのことば

自分へかけることばは、自由かつ無限にあります。今回は、お休みできない自分へかけたいことばとして3つのカテゴリに分けてご紹介したいと思います。あくまでも一例ですので、自分の状況に置き換えてことばを見つけてみてくださいね。

①挨拶のことば:お休み、おはよう

「自分を励ましたり、褒めたりするなんてムリ。恥ずかしい」という方は、まず挨拶から始めてみるのがおすすめです。「お休み〜」「おはよう!」ということば自体には、感情はありませんよね。ただの挨拶という気持ちで、気軽に自分へ声をかけてみてください。

寝る前の「お休み」には、今日の1日を乗り切った自分への労いの意味が。
起きた時の「おはよう」には、よく目覚めたね、今日1日も頑張ろうねという励ましの意味が。

ただの挨拶でも、自分にことばをかけてみると、労われたり、励まされたりする感覚になることもあるかもしれません。

②労い(ねぎらい)のことば:お疲れさま、よく頑張ったね、疲れたでしょう

自分が休むことを許せない時は、自分がしてきたことを認めたり、労う気持ちになれないことが多いです。そんな時も、挨拶の延長のつもりで「お疲れさま」「よく頑張ったね」「疲れたでしょう〜」と、自分へことばをかけてみてください。

特に「お疲れさま」は、学校や会社で挨拶がわりに使うことも多いため、深く考えずに言えると思います。

「いやいや、そんな頑張ってないから」と反発する気持ちになっても、毎日とりあえず「お疲れさま」と自分に声をかけ続けてあげてください。そうすることで、次第に「今日はちょっと頑張ったかもな」「昨日よりは勉強できた気もする」など、自分を少しずつ認めることができてくるためです。

③褒めることば:あなたって最高!、素晴らしい仕事だ、素敵な人だね

突然ですが、最近周りの人を褒めていますか?自分を素直に褒められない時は、実は他人に対しても言えないことが多かったりします。自分を褒められないのは、謙虚だったり、目標が高いことの現れと思うこともあるかもしれません。でも、他の人のことも褒められない場合は、単純に自分や他人の頑張りを認めることができない、ちょっとひねくれた状態にってしまっているかもしれないのです。

そんな時も、自分を責める必要はないと思います。誰だって、いろんな原因で同じような状況になってしまう可能性はあるからです。自分を責める代わりに、「あなたって最高!」「昨日のプレゼンは素晴らしい仕事だった」「とっても素敵な人だよね」など、自分を褒めることばをかけてみてください。

自分を褒めることばなんて思いつくわけない!という時は、視点を変えて周りの人のことを考えてみると良いです。あなたの近くに、ちょっと褒めてあげたいなという人はいませんか?例えば、会社のデスクのお花のお水を、知らないうちに変えてくれた人。電車の中で、妊婦さんに席を譲ってあげていた人。自分以外の人に対してなら、簡単に思いついたりしませんか?自分の褒めポイントが分からない時は、自分に厳しくなっている時。他人ならどんな時に褒めたくなるのか考えてみるのも、1つの手です。

効果的な方法をご紹介します

①声に出してみる

心の中で唱えるのも良いですが、実際にことばを声に出してみると、もっと効果を感じられると思います。話すこと・聞くことの両方を一度に行うことで、より自分がことばをかけられている感じが強くなるためです。

家族や友人と一緒に住んでいて、声に出すのはちょっと・・という方は、ささやくような小声でも大丈夫ですし、布団の中に潜って自分だけの空間で声に出してみるのも良いかもしれませんね。

②鏡を見ながら自分へ話しかける

鏡に映る自分を見ながら「お疲れさま」「あの仕事はよかったよ」と声をかけてみてください。最初は変な感じがすると思いますが、ひとりごとよりも、自分の顔を見ながら話した方が、誰かに話しかけている感じを実感できると思います。

「自分の顔が気に入らないんだよなぁ・・」「最近太ったな、、」などと、自分の顔を見て落ち込む必要はありません。今の姿に対して否定的な気持ちを持つことよりも、まずはいったん受け止めてみる方が、気持ちも楽になりますし次に進むことができます。

鏡を見ながら自分へ話しかける時、他に自分を判断する人は存在しません。美しいとかスタイルとか見た目の良し悪しをジャッジする必要はないのです。目の前にいる自分に話しかけることに集中して、行ってみてください。

③まずは全部肯定してみる

最初のうちは、自分を労ったり、褒めたりすることばはうまく受け取れないこともあるかもしれません。自分に「よく頑張ったね」と言ってみても、「いやいや私はまだまだだからね」と、自分の中で反論したい気持ちが出てきてしまうかもしれません。

そんな風に自分を認められない時は、自分より努力しているように見える人と自分を比べてしまったりと、理想と現実のギャップばかりに目を向けていることが多いです。「自分なんかが頑張ったと思ったら、恥ずかしい」と、人目を気にしてしまっていることもあります。

でも、今は他の人のことはいったん置いておきませんか?「頑張ったね」と声をかけたのは自分。聞いている人は、自分以外にはいません。恥ずかしがることも、遠慮することもありません。いったん全部のことばを肯定してみましょう。最初はモゾモゾしたり、本当は違うのにと反発心を抱いたとしても、毎日繰り返すうちに慣れていき、自然に受け止められるようになります。

④「うん、ありがとう」と返事をしてみる

そうは言っても、なかなか肯定するのはむずかしいなぁ・・という方におすすめなのは、「うん、ありがとう」と返事をしてみること。

自分で自分に返事をするというのも、なんだか変な感じがするかもしれませんね。「すごいじゃん」と声をかける自分と、「うん、ありがとう」と受け取って返事をする自分。一人二役になりますが、誰も見ている人はいないので安心してやってみてください。

「素敵だね」など声をかけるだけでは肯定しづらかったことも、「うん、ありがとう」と受け止める返事をしてみることで、肯定しやすくなります。ポイントは、肯定的な返事をしづらい気持ちでも、とりあえず声に出してみること。ことばにしてみると、意外と素直に受け止められることもありますよね。

自分にことばをかけてみよう

この記事を読んだ後、「長かったけど、よく読めたね〜お疲れさま!」と自分に声をかけてみませんか?どんな小さなことでも、自分がやったことには変わりありません。

「お休みした方がいいですよ」と言われても、お休みできない。そんな時には、ぜひ自分にことばをかけてみて下さい。最初は声に出さなくても、鏡を見なくても大丈夫。

お休みするきっかけを、作れますように。

「休もう。」は、あなたのお休みを応援しています。

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Caori

ストレスを貯めやすく、体調を崩すことが多かった。 高校生時代にうつ病になったり、社会人になってからストレスで生理が止まらなくなった経験から、心身の病を予防する方法に興味を持つ。 ヨガや呼吸法、マインドフルネスなど、日常でできることを実践している。 自分の香りで癒されることが好き、アロマ検定1級を取得。

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