スマートフォンを始めとした携帯電話はとても便利。でも、いつも誰かからの連絡を待ってしまったり、気がついたらネットサーフィンしたり・・と、意図せずに私たちの時間を使ってしまうこともありますよね。目的をはっきりさせて使うのは良いですが、スマートフォンに1日を振り回されていると、思っている以上に疲れてしまいます。そんな日常に疲れてお休みしたいなと思ったら、1日携帯の電源を切るのはおすすめです。今回は、スイッチオフで振り回されない方法をお伝えします。
なぜ携帯電話に振り回されると疲れるの?
携帯電話は、本来人間にとって便利なツールのはず。それにも関わらず、携帯によって疲れてしまう人も多いのはなぜなのでしょうか?
1.自分のタイミングを無視して連絡が来るから
何ごとも、自分の集中を遮られるのはストレスになるものです。携帯で電話やLINEが来るのは嬉しいことではありますが、問題は自分のタイミングで連絡が来るわけではないこと。
読書や作業に集中している時に連絡が来てしまったり、寝る前のリラックスタイムにLINEが立て続けに入ったりすると、集中やリラックスのモードがこわれてしまいます。
2.いつも気になってしまうから
友達や恋人から連絡が来たり、SNSでいいね!やコメントの反応が来るのは嬉しいことですよね。「もうLINEの返事が来たかな?」「今日のツイート、いいね!はいくつついてるかな?」など、日常の生活でもついつい気になってしまうようになります。
手紙しかなかった時代は、相手に届いて返事が来るまでに時間がかかったため、頻繁に確認をしたくてもできませんでした。メールができてからは返事も早くなりましたが、やはり今のLINE・SNSの文化ほどではありませんでしたね。
LINEやSNSは、今送った連絡にすぐ反応が来るかもしれない、とてもタイムリーなコミュニケーションツール。SNSによっては、見知らぬ誰かに自分の投稿が見てもらえたり、反応がある可能性もあります。
そうなると、いつも携帯電話が気になってしまうのは仕方がないこととも言えます。しかし、あまりに気になりすぎると集中できなかったり、連絡が来ていないことへの落胆で気持ちが疲れてしまうこともあるのです。
3.インターネットには無限にコンテンツがあるから
「ちょっとだけ今日の野球の試合の結果を調べよう」と思っても、ついつい他のニュースまで見てしまうのがインターネットの罠。ニュースアプリでスポーツ速報を見ているはずが、記事の一番下にリンクが貼ってあるアイドルの結婚記事を開き、そこからリンクされている昔のライブ動画をyoutubeで開き、youtubeでおすすめされた最新のお笑い番組を見て・・
と、当初の目的である「野球の試合の結果」から、特に求めていなかった「最新のお笑い番組」まで、自然と流れ着いてしまうのがインターネットですよね。
一般の会社だけでなく、個人も簡単にテキストや動画、写真などのコンテンツを上げることができるようになった現代。無限に溢れるコンテンツは、次から次へと目の中に入って来ます。一度開いたら、どんどんコンテンツを見てしまい、なかなかやめることができない。気がつくとあっという間に時間がたっており、焦ったり自己嫌悪に陥ってしまいます。
4.暇つぶしに携帯を見るのが癖になってしまうから
無限にコンテンツがあり、他の人と簡単に繋がれるインターネットは、癖になります。PCしかない場合は、PCを立ち上げる必要があったり、PCがある場所でしかネットを見れません。しかし、スマートフォンを始めとした携帯電話は、いつでもどこでも、電波さえあればベッドでもトイレの中でも見れてしまいます。
そうなると、ちょっとした時間があれば、暇つぶしに携帯をみるのが癖になってしまうのですね。授業と授業の間や、仕事のランチ休憩など時間が決まっていれば、時間が来れば自然とやめられます。
しかし、なんとなく夜寝る前に見てしまうなど、自分の意志で携帯を閉じないと終われない場合は、いつまでもだらだらと時間を使ってしまうことも。そんな時間がとっても楽しく、自分にとってお休みになれば良いのですが、携帯を見るのが癖になっていると、気がつかない間に時間が過ぎて、自己嫌悪やコンテンツ疲れの原因になることも多いのです。
自分の意志では携帯の電源を付けてしまう!という方におすすめの方法
携帯電話をずっと見ているのは疲れてしまうと分かっても、なかなか自分の意志で見ないようにするのは難しいですよね。そんな時は、思い切って携帯の電源を消してしまいましょう。しかし、それでも気になって携帯の電源を付けてしまう!という方におすすめの方法をご紹介していきます。
1.携帯を置いて出かける
遠くに行くのは不安かもしれませんが、まずは家に携帯を置いて近所を散歩してみるのはどうでしょうか?始めは携帯がなくてドキドキするかもしれませんね。でも、次第に歩く楽しさや、知らないお店を自分で発見するワクワク感で、携帯電話のことは忘れてしまうかもしれません。
2.携帯を預かってもらう
最近では、旅館やホテルで携帯を預かってくれるプランもあるそうですよ。旅先でゆっくりしたいのに、ついつい携帯を見て1日が終わってもったいない・・という方は、試してみる価値はありますね。
旅先でなくても出来る方法として、家族や親しい友人に1日だけ預かってもらうというのはどうでしょうか?携帯はプライバシーもあるため、同居している家族がベストかもしれませんね。
緊急で携帯が必要な時はすぐに手元に戻ってくるため、安心感もあります。
3.敢えて電波の届かない場所に行く
携帯電話のスイッチが入っていても、電波がなければインターネットはできません。敢えて電波の届きにくい場所に行くのもおすすめです。
とはいえ、最近ではWifiや4Gが入らない場所はかなり少なくなりました。飛行機やフェリーに乗っている間が、唯一携帯を触らなくて良い時間という方もいらっしゃると思います。しかし、徐々にWifi対応されているのが現実です。
でも、まだまだ飛行機に乗っている間のWifiは有料だったり、繋がりづらい場合も多いです。離陸の際は必ずフライトモードにする必要があるため、そのまま眠ってしまえば携帯電話を触る機会もありません。
携帯電話を見ないためだけに飛行機に乗る!という方はほとんどいないと思いますが、飛行機やフェリーに乗る機会がある方は、意識的に携帯電話を荷物の奥に入れて、見ないようにするのはおすすめです。
1日スイッチオフはむずかしい!そんな方におすすめの方法
ずっと連絡が取れないと周りの人に心配される、隙間時間に情報収集しないと仕事に支障が出る・・など、現実的には1日携帯電話の電源を切るのはむずかしい!という方も多いと思います。そんな方向けに、1日スイッチオフをしなくても、携帯電話に振り回されにくくなる方法をご紹介します。
1.SNSのアプリを削除する
ついつい見てしまうSNSがある方は、アプリを削除するのが効果的です。やはり、ログインせずに簡単に見れるアプリがあると、タップするだけで開けるので見てしまいますよね。
アプリを削除するだけで、ブラウザで開いてログインする必要が出てくるので、少しハードルが上がります。
アプリを削除する際は、次にログインすることを考え、ID・パスワードを覚えているか確認の上やってみてくださいね。
2.通知をオフにする
SNSやLINE、メールの通知をオンにしている方は、オフにするだけで集中力を妨げらないようになるかもしれません。アプリごとに設定もできますが、簡単なのは携帯の設定画面から通知へ行き、すべてオフにすること。
通知をオフにすると、自分のタイミングで確認できるようになります。それだけでも、携帯電話から自由になった感覚があっておすすめですよ。
3.仕事中は電源を切る
プライベートな携帯とは別に、会社用の携帯がある方におすすめの方法です。仕事中は自分の携帯はスイッチオフにしておき、会社の携帯のみ使ってみるのはどうでしょうか?
会社の携帯でSNSやLINEはしづらい・・という方が多いと思いますので、必要最低限のことしかできず、仕事に集中できますよ。
4.夕ご飯の後は電源を切る
一番ダラダラと携帯を見てしまいがちなのが、時間の制約が少ない夕ご飯の後から寝る前の時間。携帯を見ない代わりに、いつも読めなかった本を読んだり、家族との会話を楽しんだり、部屋の電気を消して映画に集中してみるのはどうでしょうか?
特に見たくないのに携帯電話をずっと眺めてしまう時間よりも、きっと自分にとって有意義で、リラックスした時間が過ごせると思いますよ!
携帯の電源を切って、振り回されない時間を作ろう
今回は、お休みの方法として「1日携帯の電源を切る」ことをご紹介しました。携帯電話のスイッチをオフにするだけで、振り回されずに時間を過ごせるようになります。緊急の連絡が入ることもありますので、24時間オフにしなくても、意識的に携帯電話を使えるようになれれば良いと思います。
休むことの大切さは、こちらの記事でもご説明しています。
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