自粛生活やステイホームが呼びかけられている今。遠出や旅行に行けずストレスを感じたり、外出で気晴らしもできずにイライラを感じることはありませんか?
家で過ごすことは、決して悪いことばかりではありません。この記事では自粛生活で溜まったストレスやイライラと向き合いながら、ステイホームの良い部分や快適に過ごすためのアイデア・ストレス解消法を紹介します。
在宅勤務で感じるストレス
2020年に引き続き、2021年も自粛生活やステイホームが続いています。もうすっかり慣れたよ!という方もいれば新しい悩みのタネが生まれたよ、という方もいるでしょう。
ストレスやイライラは溜まっていませんか?自粛生活やステイホームを快適に過ごしてゆくために、自分の悩みを整理してみましょう。
変化した生活によるストレスやイライラ
旅行や飲み会の予定を楽しみに毎日を頑張っていた人にとって、長引く自粛生活の中でなかなか予定が立てられず、ストレスが溜まっているのではないでしょうか。
今までは当たり前だった仕事のランチタイムで何気ない雑談をすること、ママ友とおしゃべりする機会なども減少し、イライラを発散できない方もいるでしょう。
体調不良や運動不足の影響
家で過ごす時間が増え、体調不良や運動不足に悩まされる人が増えています。
株式会社NSDが行った調査「新型コロナウイルスによる生活習慣の変化」によると緊急事態宣言後は、在宅勤務者の約半数が1日4000歩未満になったそうです。
体重増・肩こり腰痛・体調不良も発生しており、悩みを抱えている人は増えているというデータも出ています。
在宅勤務者ではない人も、スポーツやジム通いの機会が減ってしまったり、通勤や日々の用事などで外出が減って体調不良へつながっていることが考えられます。
睡眠不足・過多といった眠りに関する影響や、生活リズム自体が崩れてしまっているという問題も起きています。
コミュニケーションの悩みや問題
ステイホームや自粛生活が続くと、同居相手との距離感に悩むことも。
狭いワンルームや、十分なワークスペースを確保できない家に暮らしていると、煮詰まってイライラしたり、相手の悪い面が普段より気になることもありますよね。
離れた家族とのコミュニケーション
離れて暮らす親御さんと会うことを自粛せざるを得ず、1年近く実家に帰省できていない方もいるでしょう。子ども側がビデオ通話を希望していても、親側がオンラインに慣れ親しんでいない世代のため実現できず、コミュニケーションが希薄になってしまうこともあります。
子どもがいる家庭
子どもと自宅にいる機会が増えるのは嬉しいことですよね。一方で、今までのように預けている間に用事を済ませられなくなったり、自分の自由な時間が減ってしまう不便さも。
幼稚園や学校に通えていても、部活動や外出ができないことで子どもがストレスを感じてしまっていることも。子どものためを思って外出を控えていても、子どもが悲しむ罪悪感を感じてしまう親もいます。
仕事上のコミュニケーション
突然開始されたリモートワークに、戸惑いやストレスを抱えている人も多いです。
オフィスワークでの対面中心の働き方から、チャット・メールなどのテキスト中心のコミュニケーションへ。短期間で働き方が大きく変化しました。
直接顔が見えないことで孤独や不安を感じてしまったり、離れていると上司にも気軽に質問や相談がしづらいといった悩みを抱えてしまうこともあります。
孤独や将来への不安を感じることも
仕事面での不安
リモートワークが続くと、顔を合わせて挨拶したり、何気ない雑談をする時間も減ってしまいます。対面でのコミュニケーションがなくなったことで孤独を感じ、気づかないうちにストレスを抱えていることも。
先の見えないコロナ渦においては、突然仕事がなくなったり、勤務日数を減らされてしまうことも。反対に、コロナ渦において業務量が増え、心身共にストレスフルとなり労働環境に不安を感じている人もいるようです。
先が見えないコロナ渦への不安や心配
テレビやネットのニュースを開けば、目に入るコロナ関連の報道。日々の感染者数から、日本社会・世界経済の行く末まで、毎日のように報道されていますよね。
多くの情報を目にする中で、見通しのつかない状況に日々不安を感じながら生活している方も多いのです。
人と自分を比べてストレスに
SNSを利用する時間が増えた人もいるのでは。以前ならあまり気にならなかった知人や友人のひとことを気にしてしまうことや、SNSで見かける幸せそうな投稿やキラキラした投稿が目についてしまい、モヤモヤしてしまうなんてことも……
ハーバー・ビジネス・オンラインの記事では、「リアルに人と会うほど幸福感が増し、フェイスブックに時間を使うほど下がる」との言及もあります。
引用元の記事ではFacebookについての調査の他、Instagram・TwitterなどのSNSを中心にスマホとの付き合い方について述べられています。
イライラ・ストレスとはうまく付き合おう
このように、ステイホーム生活で感じやすいストレスの元は、すぐに解消できるものばかりではありません。快適なステイホームを送るためには、イライラ・ストレスとうまく付き合えるよう考え方を変えてみましょう。
ここからは、イライラ・ストレスと上手に付き合うための工夫やマインドについて見ていきます。
イライラ・ストレスと向き合ってみよう
自粛やステイホームの状況は、だれもが経験のない特別な状況。普段と違う生活では、なかなかイライラ・ストレスを減らすことは難しいかもしれません。
しかし、家にいる時間が増えたことでゆっくり将来を考えたり、好きなことに没頭する時間を持てるメリットもあります。
ストレスフルな状態が続くと、心に余裕がなくなって家で過ごすことのデメリットに目が行きがちです。メリットにも目を向けることは、快適なおうち時間を過ごすヒントになります。
いつも通りに過ごして大丈夫
SNSで「#おうち時間を楽しもう」「#おうちカフェ」などのハッシュタグが生まれたり、雑誌やメディアでもおうち時間を楽しく過ごすための特集が数多く組まれています。そんなメッセージを見て、時には疲れてしまうこともあるかもしれません。
いつもとは違う環境で毎日を過ごすことで精一杯だと、特別なことをする余裕がないこともありますよね。
自分もやらなくてはいけないとプレッシャーに感じたり、できていない自分を責める必要はありません。特別なことをしなくても、いつも通りに過ごすことも立派な「おうち時間」なのです。
人はひと、自分はじぶん
誰しも、喜びや幸せがある半面、苦労や悲しみもあるはず。SNSで見えている他の人の人生は、ほんの一部だと考えてみましょう。余裕がなくなると忘れてしまいがちですが、人と比べて焦ってしまう時には冷静に捉えるようにしてみましょう。
誰かと自分を比べてみても、キリがありません。つい人と自分を比べて落ち込んでしまうときは、あなた自身の良いところを思い出して下さいね。
自粛生活中・ステイホームのストレス解消におすすめの方法
「ストレス解消したいけれど、おうちでは難しいのかな」と感じていませんか?自粛生活中・ステイホームでもできることはあるのです。
おすすめの方法を参考に、イライラやストレスとうまく付き合っていきましょう。
意識的にひとりの時間をつくる
毎日家の中で過ごしていると、家族や同居人の小さな癖や何気ない発言にイライラしたり、ケンカになってしまう経験はありませんか?
そんなときは、ひとりの時間が不足しているサインかもしれません。
買い物や散歩は、あえて別々に外出してみたり。在宅勤務をしている場合は同居人と仕事スペースを分けたり、ゆっくりお風呂で一人の時間を満喫するのもおすすめです。
ウォーキング、散歩でリフレッシュ
外出を控える生活の中、運動不足が続くと体重増加や身体の不調につながりやすくなります。
ウォーキングや散歩は、自粛生活中でも手軽に取り入れやすくおすすめです。
家の中ではわからない外の心地よい風を感じたり、降り注ぐ太陽の光を浴びたり。外の空気に触れると、気分もリフレッシュできますよ。
泣いて笑って、感情豊かになろう
いつもと違う生活が続いていると、自分は大丈夫と思っていても、いつの間にかイライラやストレスを溜め込んでいることがあります。
たまには、感情豊かに過ごす時間を作ってみましょう。泣いたり笑ったりすることには、脳のスイッチをオフにする効果があると言われています。
テレビやネット配信を使って、気になっている映画やドラマに浸る時間を作ってみましょう。見終わった時には、少し気分が軽くなっているかもしれません。
生活リズムを整えよう
夜更かしや食事の時間が不規則になり生活リズムが乱れてしまうと、イライラや体調を崩す原因となってしまうことも。
就寝・起床時刻を決める、朝食を必ず食べるなど、基本的なことから生活リズムを整えてみましょう。
自分だけの心地よい空間をつくろう
長い時間を過ごすお家は、せっかくなら心地よい空間にしたいもの。掃除や整理整頓で整えた後は、お気に入りのマグカップやPCグッズなど小さなものから揃えてみるのはどうでしょうか。
ステイホームが快適な時間になるようにコーヒーやお菓子にこだわったり、リラックスタイムに好きな香りのアロマディフューザーや、バスソルトや入浴剤を取り入れてみるのもおすすめ。
大切なことは、あなた自身が快適だと思える空間を目指すこと。
一歩引いて他人の言葉を受け止めてみる
不特定多数の人々が使うSNSでは、意図しない瞬間に傷ついたり、ショックを受ける投稿を目にしてしまうことも。友人とのLINEでも、対面以外のコミュニケーションが続くと、会話が行き違ってモヤモヤすることもあるかもしれません。
例えばどんなに心がこもっていても、絵文字がないと冷たい印象を与えてしまうことがあるように。対面より情報量が少ないテキスト上では、お互いの意図が思ったように伝わらないこともあると認識するのがおすすめです。
一歩引いて考えるクセをつけておくと、誰かの一挙一動にイライラしたり傷つく前に、冷静に受け止められるかもしれません。
他愛もない会話や、笑う時間を大切に
自粛生活やステイホーム中に、スキルアップや勉強に取り組む人も。とても有意義な過ごし方ですが、ずっと頑張りすぎてしまうとストレスの原因になることも。
他愛もない会話や、ふとした笑う時間はストレス解消の面でもとても大切です。ご近所さんと顔を合わせたら明るくあいさつをしたり、友人とZoomやLINEを使って積極的にコミュニケーションしたり。息抜きを使って会話をすることは、自分だけではなく周りの人の心も軽くするかもしれません。
自粛生活・ステイホームのイライラ、ストレスとはうまく付き合ってみよう
いつもと違うステイホームは、イライラやストレスが溜まる面もありますが、良いところもたくさんあります。今まで当たり前だった雑談など、人との関わりを持つ大切さに気づかせてくれた期間と考えることもできます。
イライラやストレスとうまく付き合って、快適に過ごしていきましょう!