「休んだ方がいいですよ」
お医者さんに、家族に、友人や同僚に。
誰かに休むことを勧められたほとんどの人は、心身ともに疲れています。
休めと言われても、いったい何をしたら良いか分からないほどに、くたくたに。
そんな方に一番におすすめしたいのは、寝ること。
とにかくひたすらに、気のおもむくまま、惰眠を貪ることなんです。
ぐっすり眠れなくても大丈夫
身体は眠りたいのに、ぐるぐると考えごとをしてしまって、
なかなか寝付けないこともあるかもしれませんね。
そんな時は、ぐっすりと眠れなくてもOK。まずは、横たわってみましょう。
ベッドでもソファでも、お布団でも。
寝ることができない自分を、責めたりしなくて大丈夫。眠れずに時間がチクタクと過ぎて行くのを、無駄に感じなくても大丈夫。
横たわって目をつむっているだけで、身体は休まっていくものだから。
眠ることは、意外と体力を使うものなんですよね。
だから、疲れ果てている時には、むずかしいこともあります。
いざ眠れたと思ったら、モンスターに追いかけられたり、会社に遅刻して怒られるような悪夢を見てしまい、もっと疲れてしまうこともあるかもしれません。
快適に、ぐっすりと眠ることは、思っているより大変なことなんですよね。
だけど、眠くて眠くてたまらなかったり、仕事が忙しくて睡眠不足のせいで疲れていると分かっている時は、予定を気にせずに寝てしまいましょう。
寝ることに罪悪感がある場合は?
「こんな早い時間から寝てもいいのかな?」と、罪悪感を感じてベッドに入れない人もいるかもしれませんね。
「好きなだけ寝てたらあっという間に夜になっちゃうし、1日をムダにしてしまうかもしれない」
なんて、心配になってしまったり。
でも、気にする必要はありません。
だって、寝てお休みするだけであなたの心身に元気が戻ってくるなら、
エネルギーが満ちてくる感触を味わえるなら、
1日勉強や仕事ができなくったって、どうってことないのではないでしょうか?
むしろ、たった1日で回復するなら
喜んで1日を睡眠に捧げてしまいましょう。
寝ること、横たわってお休みすることは決して悪いことなんかじゃない。
人生をムダにしてる時間なんかでもない。
あなたがまた元気に、頑張ろうと思えるための
大切な時間なのです。
想像してみましょう。
クーラーの効いた快適なお部屋で、肌触りの良い軽い毛布にくるまって
目覚し時計の音を気にせずに、好きなだけ眠る。
冬場であれば、
適温まで温めたぽかぽかなお部屋で、しっかりとお布団のなかにもぐりこんで
ぬくぬくとゴロゴロできる。
そんなにたくさん寝たくないという人は、ちょっとだけお昼寝するのもよいですね。
眠れない人も、眠れる人も。
「ドラえもん」に出てくるのび太くんのように、だらだらとゴロゴロしてみて。
とにかくひたすらに、気のおもむくままに。
そうして時間を寝て過ごして、そろそろ動きたいな〜!どこかに行きたい、何か食べたい!と活力がみなぎってきたら、その時に始めて行動すればいい。
お休みが必要な疲れた状態で、力を振り絞って何かをするよりも。お休みをして心も身体もエネルギー溢れた時にする方が、楽しいし、きっとうまく行くから。
寝てお休みする時のおすすめグッズ
寝る前に一工夫すると、より快適にお休みできたり、眠りに入りやすくなったりすることも。寝てお休みする時のおすすめグッズをご紹介します。
香りに頼ってみる
香りによって気分が変わること、ありますよね。眠る前には、リラックスさせてくれるような香りを嗅ぐのがおすすめです。
精油
「生活の木」などのアロマセラピーの専門店の他、Amazonや楽天などのWebでも買えます。無印良品や雑貨店でも、香りを試しながら気軽に購入できますよ。
おすすめはラベンダーやフランキンセンス。気持ちを落ち着かせたり、ざわついた心を癒してくれます。
精油はそのまま身体へつけることはできません。眠る前に精油のビンを明け、鼻を近づけて香りを何度か嗅ぐだけでOKです。
寝ている間も嗅いでいたいという方は、ティッシュに数滴染み込ませて枕元に置いておいたり、市販のアロマデフューザーを使って空気中に香りを漂わせておくのもおすすめです。
ピロースプレー
枕にしゅっと吹きかけて、寝る前や寝ている間も香りを感じられるようにできるスプレーです。枕元だけでなく、寝室全体にかけてルームスプレーのように使うこともできますよ。
精油の項目でご紹介したアロマデフューザーと同じような効果があります。枕にかけるとより近くに香りを感じられますし、より簡単に香りを拡散できるので、便利に使えます。
ボディクリーム
すでにお気に入りのボディクリームを持っていれば、寝る前に腕や足、首に少し塗ってみてください。ほのかに香る匂いに癒されながら、良い気持ちでお休みできますよ。
▶︎こちらの記事でも詳しくご紹介しています
休み方:香りを嗅ぐ|アロマの力で、心をやわらかくほぐす
お風呂に入ってから寝る
お風呂に入って身体を温めると、ぽかぽかして眠りに入りやすくなります。冷え性で寝付けない方に特におすすめの方法です。
▶︎こちらの記事でも詳しくご紹介しています
休み方:お風呂に入る|心も身体も、温める
ストレッチしてから寝る
身体がかたまったりこわばっていると、なかなかリラックスした状態になりづらく、寝付けなくなることがあります。簡単にお家でもできるストレッチをしてから寝ると、いつもより寝やすくなるかもしれません。
▶︎こちらの記事でも詳しくご紹介しています
休み方:ストレッチをしてみる|伸びると、気持ちがよい
セルフマッサージをしてから寝る
マッサージで、丁寧にもみほぐされた後の状態を思い出してみて下さい。身体に余計な力が入らず、そのまま眠りにつけそうな感じはしませんでしたか?実際にマッサージへ行くのも良いですが、疲れている時は人と会ったり外に出るのも億劫だったりしますよね。そんな時は、家にいながら自分で簡単にできるセルフマッサージで、似た状態を作り出すことも可能です。
▶︎こちらの記事でも詳しくご紹介しています
休み方:セルフマッサージをする|自分の手で、ゆるめる
クラシック音楽を流しながら寝る
無音が気になって眠れない、つい考え事をしてしまうという方におすすめなのが、クラシック音楽を流しながら寝ることです。
ポイントは、優しい音楽を遠くに聞こえるぐらいの小さな音でかけること。激しい音楽や、大音量の音楽は、逆に気になってしまい眠れなくなることもあるためお気をつけ下さいね。
わざわざCDを買わなくても、youtubeで流しっぱなしにするだけで気軽に聴けますよ。
おすすめの動画①【絶対に最後まで聴けない!?】ぐっすり深く眠れる音楽【リラックス効果・癒し・睡眠用BGM】名曲クラシック(Relax piano) | ピアノ - 三浦コウ
ドビュッシーの「月の光」を始めとした、穏やかなクラシックをピアノで奏でています。
おすすめの動画②眠りを誘うクラシック名曲アルバム
パッヘルベルの「カノン」、シューベルトの「子守歌」など。曲に合わせて挿入されたレコードや自然の風景動画にも癒されます。
おすすめ動画③おやすみバッハ ~心地よい眠りのための、バッハメドレー~
「G線上のアリア」など、優雅な気持ちで眠りにつけそうなバッハメドレーです。
ハーブティを飲んでから寝る
カモミールなどリラックス効果のあるハーブティを飲むと、いつもより眠りにつきやすくなることもあります。アイスも美味しいのですが、寝る前はホットのハーブティがおすすめ。
ハーブティというと、淹れるのが難しそうというイメージがあるかもしれませんね。紅茶と同じように、ティーバッグにお湯を注ぐだけで簡単に作れますので、安心してください。
休み方が分からない時は、寝てみよう
お休みすることを、恐れないで。
「休み方が分からない!」という方は、とにかくひたすらに、気のおもむくままに寝てみるのはいかがでしょうか?
「休もう。」では、休み方が分からない方のお休みを応援しています。