心身ともに疲弊してしまうと、休養を取った方がいいと頭では分かっていても、なかなか休めなかったりしますよね。また、どんな過ごし方をすれば休養になるのかわからないと悩みを抱えている方もいるのではないでしょうか?
この記事では休養の大切さと、過ごし方についてご紹介します。
休養の定義とは?
仕事や私生活のストレスなどで、心身ともに疲労を感じることもありますよね。
体の健康はもちろん、心の健康も仕事や私生活の水準を保つには重要になっていきます。生活の基盤となる心の健康を保つには、ストレス・睡眠への対応に加えて休養が必要です。
「休養」とは、どのような意味なのでしょうか?
厚生労働省の記事には下記の記載があります。
「休養」は疲労やストレスと関連があり、2つの側面がある。
1つは「休む」こと、つまり仕事や活動によって生じた心身の疲労を回復し、元の活力ある状態にもどすという側面であり、2つ目は「養う」こと、つまり明日に向かっての鋭気を養い、身体的、精神的、社会的な健康能力を高めるという側面である。
引用元:厚生労働省(https://www.mhlw.go.jp/www1/topics/kenko21_11/b3.html)
休養には、休むことと養うことの2つの意味があると述べていますね。当記事では、「休む」方に焦点を当てて解説していきたいと思います。
何もする気が起きない時は、とにかく休むことが大切
休む時間はもったいない・無駄だと感じ、休むことに罪悪感を持ってしまう方も多いと思います。
しかし、本当に休む時間は必要のない時間でしょうか?
何もせずに休む時間は、心の健康を保つための休養にも繋がります。心が元気になれば、仕事の効率が良くなったり、私生活でもいきいきと自分らしく生きることができますよね。
何もしない日を作ることは効率のいい生活につながるため、決して無駄な時間ではないのです。
休養するといっても、何をすればいいの?
休んだ方がいいと言われても、何をしていいかわからない人も多いですよね。
休養のポイントは、人に合わせず自分の時間を持つことです。
ここからは休養の中でも「休む」ことの過ごし方の一例を紹介していきます。
①睡眠をしっかりとる
ストレスと最も関係の深いとされる生活習慣が「睡眠」です。
睡眠は、ただ体を休めるだけではなく、心身の修復や記憶の整理をしていると言われています。
最近はYouTubeやアプリで睡眠導入のBGMを聴けたり、お金をかけずに快適な睡眠に繋がるようなツールも増えていますよね。気軽に心身の休息とメンテナンスができるところも、メリットと言えます。
睡眠は、とにかく身体を休めたい、簡単なことから始めたい方にとてもおすすめの方法です。
②スマートフォンやパソコンを見ない時間をつくる
気付いたらスマートフォンやパソコンを触っている、SNSをだらだら見てしまう・・、経験のある方も多いのではないでしょうか。
インターネットやSNSには、便利・楽しい面もあります。しかし、心が疲労している時は周りの声が気になってしまったり、人の意見と自分の意見が違うことでもやもやしてしまい、心の健康に影響する可能性もあるのです。
たまにはインターネットを離れ、体も心も1人になってみることも大事な休養の1つです。
③お気に入りの作品に没頭する
小説、漫画、映画など、好きな作品に没頭することも心の休息に繋がります。
物語に没頭していると、つらいことや悲しいことも忘れてしまう。そんな経験はありませんか?お気に入りの作品に集中している時間はストレスから開放され、心の休息に繋がるのです。
作品に触れることで気持ちを切り替えられたり、いつもとは違う見方ができることも、作品に没頭するメリットですよね。
④好きなものを食べる
好きなものや美味しいものを食べると、普段の食事もただの日常から心の休養の時間に変えることができます。
少し高めのレストランに行ってみる、普段買わない豪華なデザートを用意してみるなども良いですね。
温かい飲み物を飲むと副交感神経が優位になりリラックス状態になるとも言われています。なかなかお腹が空かない日は、ホットドリンクで癒されるのもおすすめですよ。
⑤感情を言葉にしてみる
理由が分からないストレスや不安な気持ちを感じる時は、「イライラする!」「悲しいかも・・」など、感情を口に出してみるのがおすすめです。
漠然とした気持ちを具体的な言葉にすることで、原因が分かったり、解決法を考えるきっかけになるためです。
誰かに相談してみても良いですし、1人で口に出したり文章に書くだけでも効果を感じられると思いますよ。
⑥香りに癒される
香りには心を落ち着かせたり、、気分を明るくしたり、たくさんの効果があります。好きな香りを嗅ぐことで脳・心・体の休息に繋がっていきます。
香りを楽しめるものはいろいろありますが、アロマオイル、キャンドル、お香など気軽に取り入れられるものから始めてみませんか?
休養は休むだけではない!「積極的休養(アクティブレスト)」も
積極的休養(アクティブレスト)とは、積極的に体を動かすことで疲労回復効果を高める方法です。
元々はスポーツ選手の疲労回復法でしたが、一般の人にとっても効果的な方法です。
体を動かすことで血行がよくなり、疲労回復の効果が高まると言われています。
主にジョギング、ウォーキングやストレッチ、ヨガ、エクササイズ、さらには入浴もアクティブレストの1つです。
心の健康のために、休養することの大切さを知ろう
心の休養や心を休めることの大切さについて解説しました。特に、2種類の休養の中でも「休む」方法を具体的にご紹介しています。
無理せず、できることから試してみることが心の休養への近道になります。
「最近心が疲れているかもしれない」「お休み中の過ごし方がわからない」方の参考になれば嬉しいです!
※当記事はあくまでも休養したい時におすすめな方法です。病院に通っている方は、お医者さんの指示に従っていただければと思います。
-
-
アクティブレストを活用!積極的な休養で、上手に休む方法とは?
休日にお家でごろごろしたけど、肉体的も精神的にも疲れがとれないまま終わってしまった。そんな経験はありませんか? 休養の過ごし方には2つ種類があります。1つは身体を動かさずに休養をとる「パッシブレスト」 ...
続きを見る